IFRS検定について
IFRS検定(IFRS Certificate 【日本語名:IFRS検定(国際会計基準検定)試験】)は、ICAEW(The Institute of Chartered Accounting in England and Wales:イングランド・ウェールズ勅許会計士協会)が国際会計基準(IFRS)の広範な知識と理解力を測ることを目的として、運営している試験です。
2009年12月より、ICAEW主催国際会計基準検定(IFRS Certificate)の日本語試験が開始しました。
試験は日本語での受験が可能で、年3回の実施をしています。
企業のグローバル化が進み、国際的に通用する会計基準の必要性が高まる昨今、日本企業が生き残っていく軸となるのが、IFRSです。
今後は同検定の受験者が急増される事が予想されます。早い時期に合格なさることで、一歩先を行くビジネスパーソンとして更にご活躍ください。※当サイトから登録することで、自宅からオンライン受験をすることが可能です。
ICAEW主催 国際会計基準検定(IFRS Certificate)概要
受験条件がありませんので、どなたでも受験できます。
また、試験は日本語による選択式の客観試験なので、会計知識の力試しに最適です。
受験条件 | 教育条件、実務条件なし |
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試験日程 | 2月・6月・10月※試験日程は変更になる場合もあります。最新の日程をご確認ください。 |
試験会場 | 自宅オンライン受験 |
試験料 | ¥47,300(税込) |
試験形式 | 120分・60問 客観試験/選択式 |
受験言語 | 日本語 |
合格基準 | 正答率60%で合格 |
試験結果 | 試験終了直後、メールにて通知 |
出題内容
IFRS検定は、2時間の試験時間の中で選択式の問題が60問出題されます。
- 財務報告に関する概念フレームワーク
- IAS1:財務諸表の表示
- IAS2:棚卸資産
- IAS7:キャッシュ・フロー計算書
- IAS8:会計方針、会計上の見積の変更及び誤謬
- IAS10:後発事象
- IAS12:法人所得税
- IAS16:有形固定資産
- IAS19:従業員給付
- IAS20:政府補助金の会計処理及び政府援助の開示
- IAS21:外国為替レート変動の影響
- IAS23:借入コスト
- IAS24:関連当事者についての開示
- IAS26:退職給付制度の会計及び報告
- IAS27:個別財務諸表
- IAS28:関連会社及び共同支配企業に対する投資
- IAS29:超インフレ経済下における財務報告
- IAS32:金融商品
- IAS33:1株当たり利益
- IAS34:期中財務報告
- IAS36:資産の減損
- IAS37:引当金、偶発負債及び偶発資産
- IAS38:無形資産
- IAS40:投資不動産
- IAS41:農業
- IFRS1:国際財務報告基準の初度適用
- IFRS2:株式に基づく報酬
- IFRS3:企業結合
- IFRS5:売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業
- IFRS6:鉱物資源の探査及び評価
- IFRS7:金融商品
- IFRS8:事業セグメント
- IFRS9:金融商品
- IFRS10:連結財務諸表
- IFRS11:共同支配の取決め
- IFRS12:他の企業への関与の開示
- IFRS13:公正価値測定
- IFRS15:顧客との契約から生じる収益
- IFRS16:リース
- IFRS17:保険契約
ICAEWについて
英国並びにアイルランドでは、公認会計士協会が複数存在しますが、その中でもロンドンに本拠地を置くICAEW(The Institute of Chartered Accounting in England and Wales:イングランド・ウェールズ勅許会計士協会)が、最も規模が大きく且つ認知度の高い団体です。
ICAEW は 1880 年に設立され、全世界で約17万人もの会員数を擁し、欧州で最大規模の会計士協会としてその名を知られています。 ICAEWは独自の資格制度を有しており、IFRSの広範な知識と理解力を測ることを目的として、国際会計基準検定(IFRS Certificate)を運営しています。
ICAEWは、190カ国以上・180万人以上の会計士と学生をつなぐ国際ネットワーク「Chartered Accountants Worldwide」の創設メンバーでもあり、会計士の役割を発展・促進し、持続可能な経済とより良い未来を築くことを目指しています。